社是/企業理念

一燈照隅

「一隅を照らす、これ則ち国宝なり」——伝教大師・最澄がその師から受け継いだ言葉です。
一つの灯りが隅を照らし、その灯りが万と集まれば、国をも照らす。
しかしこの言葉の真意は、数の力ではありません。

思想家・安岡正篤師はこう言っています。
「一隅を照らすとは、自分の立場においてなくてはならぬ人となることだ」と。
大きな舞台でなくていい。遠くを目指さなくてもいい。今、自分がいる場所を誠一杯照らすこと——それが人としての、また組織としての真の姿である、と。

昭和22年の創業以来、渡邊油化はこの精神を胸に、石油製品の販売を通じて地域社会の暮らしを支えてまいりました。
社員一人ひとりが自分の持ち場を照らすことが、会社の品格をつくり、ひいては社会の品格を決める——その確信は、80年を超えた今も変わりません。

時代は脱炭素という大きな転換点を迎えています。
私たちはアトラクション事業という新たな灯りを手に、「第二の創業」へと踏み出しています。
灯りを灯す場所は変わっても、「和をもって尊しと為す」精神のもと、社員・お客様・地域社会とともに、今いる一隅を照らし続けてまいります。

経営理念

人に尽くし、社会に貢献する。
和をもって尊しと為す。

私たちが大切にするのは、二つの軸です。

一つは、「人に尽くす」こと。
お客様に、社員に、地域社会に——自分の立場において誠一杯向き合うこと。
それが積み重なって、はじめて社会への貢献となります。特別な才能は要りません。
賢い人は賢いなりに、不器用な人は不器用なりに、自分の持ち場でやり続けること。
その継続こそが、人と組織を育てます。

もう一つは、「和をもって為す」こと。
仕事の場には、さまざまな意見や対立が生まれます。
しかし大切なのは、異なる声に耳を傾け、お互いの美点を見出し、長所を伸ばし合うことです。
一人ひとりがそういう姿勢で場に臨むとき、職場の雰囲気が生まれ、会社の品格が生まれます。

私たちが手がける事業は、これからも形を変えていくでしょう。
しかしこの二つの姿勢だけは、どの時代にあっても変わりません。
新しい挑戦の中でも、一人ひとりがこの理念を体現していきます。